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大井城 (美濃国) : ウィキペディア日本語版
大井城 (美濃国)[おおいじょう]

大井城(おおいじょう)は岐阜県恵那市大井町にあった(日本の城)。
==概要==

* 大井城は美濃国初代守護大名土岐頼貞の兄土岐定親の玄孫原秀行により、永享7年(1435年)に築城されたと考えられている。
* 永享10年(1438年)室町幕府の将軍足利義教鎌倉公方足利持氏を攻略し自害せしめた。(永享の乱
* この時、土岐持益は、信濃と美濃の国境に近い大井の地に原秀行を送り守備を命じた。原秀行は阿木川右岸の段丘上に大井城を築き、名を大井遠江守秀行と改めた。〔http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/ooi.htm〕
* 応仁の乱文明の乱の頃(1467年1477年)第八代美濃守護土岐成頼が西軍に加わり京都へ遠征中、その留守を守護代斎藤妙椿が東軍勢力と戦い美濃を守っていた。
* 文明5年(1473年)3月に、西軍の山名宗全が没し、西軍の勢いが衰え始めると勢力挽回の為に、斎藤妙椿が兵を率いて上洛した。この期に乗じて東軍は妙椿牽制の為に信濃国の守護小笠原家長木曽家豊を東美濃へ侵攻させ現在の可児郡御嵩町あたりまでを占領した。
* 大井城も小笠原勢により占拠され、恵那郡の中心部は小笠原氏の支配下となり、駐留は天文年間まで続いた。
* その後小笠原氏が内紛により東美濃から撤退すると、岩村城を本城とする遠山氏が勢力を盛り返し、大井城も岩村城の子城として組み込まれ外郭防衛の一翼となり、その後は遠山十八子城の一つとなった。
* 戦国時代、岩村城主の遠山氏が恵那郡内に勢力を伸ばし、大井城は重臣藤井宗常が城主となった。元亀3年(1572年)、武田信玄の美濃侵攻が始まり岩村城は武田氏の重臣秋山虎繁によって攻め落とされ、翌天正元年(1573年)には大井城も武田の軍門に降った。
* 天正3年(1575年)三河国での長篠の戦いに勝利した織田信長は、東濃から武田氏を駆逐するため織田信忠を大将とする大軍を派遣した。この時大井城も織田勢に攻められ落城し、その後廃城となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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